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くるりワンマンライブツアー2009〜敦煌(ドンファン)〜@日本武道館

アルバムは割と律儀に聴いてきたものの、ここ数年なんとなくちょっぴり距離を置いていた。でも新譜「魂のゆくえ」がとてもよかったので、チケットを入手。
イベントなどでは観ていたが、くるりのワンマン行くのは2005年の末以来。


それはさておき体調(精神状態)が著しく悪い。かといってチケットを無駄にしたくない。這いつくばるようにして武道館に行く。近いので助かった。


2階西側スタンドだったけど、さほど観にくいということも無い感じ。後日WOWOWで放送するらしく、カメラの数がすごい。アリーナの方がかえって見えにくかったのではないかなぁ。19時5分くらいにスタート。
岸田繁佐藤征史の2人にドラムのボボ(54-71での変態ドラムプレイとのギャップがすごい。どちらも素晴らしいのだけど)を加えた3人でのシンプルなセットでのスタート。
1曲目は「ワンダーフォーゲル」。他「青い空」など懐かしい曲を演奏した後、「これだけは言わせてください」と、「ライブハウス武道館へようこそ!」と岸田。もはや誰のパクリだか分からない発言。中笑いが起きる。
続いてサポートのギターが加わって新曲を立て続けに。サポートのギタリスト(すみません名前よく聴き取れませんでした)は、主に新曲のときにのみ参加。割と早い段階で「愉快なピーナッツ」「さよならリグレット」といった新譜の中核曲を披露。
他、「ミレニアム」なんて、珍しい曲も演奏。
終盤、個人的には1番好きな曲、「ロックンロール」ではピート・タウンゼントのマネをして腕をぐるぐる。眼鏡が吹っ飛んでいた。その後The WHOのライブに行った話、ピートの奏法についてなどを結構長く語る。アンコール前最後は「東京」。ここでも熱唱のあまり眼鏡を落とす岸田。人によってはツボでしょう。
アンコール最初は「ばらの花」「虹」「太陽のブルース」(だったかな?)。
これで終わりかなと思ったら、ダブルアンコールで、アコギを持って「魂のゆくえ」を演奏。
2時間少しで終了。あっという間だった。


鍵盤なしにアルバム「魂のゆくえ」の世界観は再現できないだろう、と思っていたが、そんなことはなかった。盤石過ぎるリズム隊、自由で時折エモーショナルなギターがすべてを表現していた。派手さはない。とことんシンプルなライブだったけど、これが現在進行形のくるりということかな。
とてもいい演奏だった。


もっと体調がよければ。。。とっとと寝よう。