The workers are goin’ home

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「それでも恋するバルセロナ」@シネマイクスピアリ

昨日の何とも言えない気分を少しでも変えたくて、かなり疲れてはいたけど映画に行く。
長くないのがいいな、と、これを選ぶ。
いやぁ、なかなか面白かったです。
あり得ないようで、こんな世の中、あってもおかしくなさそうな、男女の四角関係(といっても男は1人)を描いた軽妙洒脱なコメディ。
設定そのものは馬鹿馬鹿しいようで、真理をついたようなセリフもちらほら。身体が先に動いてしまうような人ほど、理屈をつけたがる。ナレーションで余計なことまでいろいろ説明してしまう演出はどこかユーモラスだし、終始流れているギターのサウンドも、心地いい。
70過ぎてこういうの作ってしまうんだ。ウディ・アレンハビエル・バルデム演じる芸術家は、果てない欲望のあらわれか。恐るべし。