コマ劇場も映画館もどんどんなくなり、あの猥雑で歩くのすら怖かった歌舞伎町も衰弱したなぁ。そんなことを思いながら、大騒ぎしている田舎の高校生とホストを横目に、LOFTに。先週の火曜日にも来たばかり。
なんか入り口に、ヴィジュアル系の追いかけのような格好をした女性がいっぱいいて、あれ、LOFTの近くに別のライブハウスあったっけ、と思ったのだが、皆、LOFTへ吸い込まれていく。どうやら、まったく予備知識のなかったバンド、FLOPPYのファンだったらしい。AIRA、DE DEファンと混じって、なんだかカオス状態。
最初は、AIRA MITSUKI。最初の「プラスティックドール」「Rock'n Roll is Dead」から、ラストの「ロボットハニー」まで、MC少なめの全9曲。かなりスピード感があり、迫力すら感じた。
なんだか、ドラムも鍵盤も、ダンスもそれなりにさまになっていて、どんどんパフォーマンスがよくなっているなぁ。いいライブだった。
続いてはDE DE MOUSE。一度、ライブで観たかったのです。
サポート、ツインドラムで、なんとボボが叩いていて、驚いた。My Spaceなどで聴くよりはるかにアグレッシブなステージ。民族音楽を取り入れながら、攻撃的なハウス/エレクトロを展開。すごい。百聞は一見にしかずというか、やっぱりライブを観ないといけないなぁ。
ラストは、まったく知らなかったFLOPPY。8ビット（ビートではない）のファミコンサウンドに、ニューウェーブと今どきのJ-POP歌詞とメロディーを混ぜ合わせたような音楽。家帰ってちょっと調べたら、元ヴィジュアル系のバンドの人がやっているバンドらしい。
音楽性はかなり違う。客層もばらばら。なんだか昔の歌舞伎町の混沌っぷりを思い出させてくれるような、イベントだった。
