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アーバンギャルド『傷だらけのアーバンギャルド』@渋谷CLUB QUATTRO


ディズニーで非日常を体験している日に、何も無理して行かなくても、とも思ったが、ずいぶん前からチケットを買っていたので、行く。
開演直前に着く。装置メガネがDJ中。クアトロ、結構な入り。
18時20分くらいに、メンバー登場。最後の最後まで紹介されなかったけど、サポートドラマーも加わっていた。
新曲「傷だらけのマリア」からスタート。この曲、本当にいい。
前回5月に初めて観たときは、そのあまりの露悪趣味的なたたずまいと音楽(特に詞)に若干の嫌悪もあったのだけど、今回は不思議とそれを感じない。松永天馬は相変わらず気色悪いが、その気色悪さが何故か不快でない。慣れだろうか。
逆に、浜崎容子のクアトロでは収まりきらないんじゃないかってくらいの、ポップアイコンとしての、はかりしれない魅力を際立たせているようにすら感じた。
ボーカル浜崎容子。声はもちろん、振る舞いも含め総てが、いいです。素敵です。カリスマ性すら感じます。
「セックスは好きですか〜!?」「大好きで〜す!!」というコールアンドレスポンスはお約束だったんだね。
途中、松永天馬が2度ほど朗読をしたんだけど、最初のやつ「会いたくて会いたくて震える。。。渋谷区にて、1810年生まれの女性の戸籍が、、、女性の名前は、西野カナコさん、、、」と、そこから、強引にAKB48の「会いたかった」にもっていくネタは、近年のJ-POPへのちょっとした皮肉と批評性をもった、爆笑もののクオリティだった。
途中は新曲も披露。ちょっと新機軸かな。もはや単なるトラウマテクノポップ(なんじゃそら)の枠は超えているように感じた。
次回ライブの赤坂BLITZのつづりを間違えていたり、「セックスなう」って肝心のつぶやきの時に画面にニコニコ生放送の画面が出ていなかったり、ニューアルバム発売の発表を、メンバーがする前に画面に流してしまったり(おかげで盛り上がりは少なめ)、VJは若干苦笑ものだったけど、たっぷり2時間、期待を遙かに超えた、面白いライブだった。
アルバムが楽しみ。
はまってしまいそう。

「浜崎容子の普通の恋」に、早くもセットリストがアップされていたので、転載します。
http://yaplog.jp/yokochanson/archive/531

(第一幕)

傷だらけのためのOP

01:傷だらけのマリア
02:水玉病

コール&レスポンス

03:ベビーブーム
04:コンクリートガール

朗読

05:ファミリーソング
06:オギノ博士の異常な愛情

MC的な

07:ロボットと私
08:アニメーションソング


(第二幕)

09:仮想敵 (浜崎ソロ)
10:都市は優しい(松永ソロ)


(第三幕)

11:修正主義者
12:あした地震がおこったら(初)

朗読

13:前髪ぱっつんオペラ(新曲・初)
14:ダブルバインド
15:ファッションパンク

MC

16:コマーシャルソング
17:東京生まれ

E.C.

18.セーラー服を脱がないで
19.恋をしに行く