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ミュージカル「嵐が丘」TSUTAYAスペシャル公演 [原案・原作]エミリー・ブロンテ [劇作・脚本]飯島早苗 [演出]西川信廣 [作曲]倉本裕基 [出演]河村隆一 / 平野綾 / 山崎育三郎 / 荘田由紀 / 上條恒彦 / 岩崎大 / 杜けあき / 他@赤坂ACTシアター


学生のころ以来、ミュージカルというものをおそらく観ていないな、とふと思い、行ってみる。
どうせなら、と、トークショー付きの特別公演。平野綾の写真までもらってしまった(キャサリン安倍なつみとのWキャストで、今日は平野綾の日)。写真、どうすればいいんだろう。
前から7列目くらいで観る。出演者の表情もよく観えた。


まぁあの有名な「嵐が丘」なので、当然筋は知っているわけで、なんであんたそこで歌うのさ、とか、え、歌わないの?など、ミュージカルならではの突っ込みを繰り返しながら観ていた。


で、「嵐が丘」を、2時間ちょいで表現しようというのがどだい無理な話で、どうやら「愛」の部分を強調しようとした演出だったのだろうけど、そのせいか、ヒースクリフがなんだか中途半端に嫌なやつになっていて、うーむ、と思ってしまった。
それに、筋知らない人に、ストーリー全般、意味通じたのだろうか。何事も唐突な感じだったけど。
河村隆一は、あの河村隆一節を封印しての歌い方をしている感じがして、今ひとつだった。演技も正直大根に近い(ファンの人ごめんなさい)。
平野綾は少し声を張るとどうにも涼宮ハルヒになってしまう。でも、歌は上手かったかな。
脇は、舞台俳優が固めている(多分)だけあって、皆なかなか良かった。
カーテンコールまで裏に隠れていて気付かなかったけど、なんと生演奏だった。ちょっとびっくり。


終了後は、トークショーを少しやって、おしまい。


いや、そんなに悪くはなかったんですけどね。でも、うーん、これで11000円か、と、ちょっと途方に暮れた。演奏代かな。