The workers are goin’ home

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「コクリコ坂から」@109シネマズグランベリーモール

監督宮崎吾郎、ということで、さほど期待はしていなかったのだけど、よかった。とてもよかった。
60年代の空気感が良く出ていたし、ストーリーもコンパクトに、でも盛り込むところは盛り込んで、うまくまとまっていたと思う。
カルチェラタンという建物が出てきて、文化系クラブの生徒達がそこを必死で守ろうとするのだけど、自分も高校時代、似たような世界を描いた映画を友だちと撮っていたことを思いだして、そういえばその映画の舞台も60年代だったよな、とかいろいろ思いだして、しみじみしてしまった。
画はジブリだけにもちろんきれいだったし、音楽もよかった。声は、やっぱりプロが演ってほしいかな。
そして主人公の恋。自分は基本的に、高校生の、性的な要素をあまり感じさせない、情熱はあるけど、でもどこかはかない、淡い恋を描いた物語には弱い(去年の「時をかける少女」もそうだったな)。そんな恋模様を堪能するだけでも、観た価値がありました。