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「苦役列車」@新宿バルト9 初日舞台挨拶付き 登壇者:森山未來(北町貫多役) 高良健吾(日下部正二役) 前田敦子(桜井康子役) マキタスポーツ(高橋岩男役) 山下敦弘(監督)


今日はどうしてもへルタースケーターに話題を持って行かれがちだったけど、こちらの注目作も公開されるのだった。
映画久しぶり。バルト9は初めて。
ついでに今日からエヴァの前売り発売だな、と思ってお金も用意していたのだけど、なんと売り切れ。ええ!?やっぱりエヴァ人気底知らず。
で、映画。
主人公の北町貫多という男は本当に救いのない男で、共感のしようもないのだけど、誰しも心の内に秘めている本音のようなものを肉体で体現しているようなところがある。そんな貫多を森山未來が好演。この人は最近美味しいところをほとんど持っていってるよな。
原作には出てこない前田敦子はなかなか頑張っていたけど、ちょっと人物造形が不十分だったかな。XX姿で△△したかと思えば、雨の中で主人公に○○するし、ちょっとよくわからない。
ちなみに脚本はいまおかしんじ。まぁ細かいこと言ったらきりがないけど、よくできた脚本だと思いました。
上映後は舞台挨拶。初日最後と言うことで、マスコミの取材はなく、ニコニコ動画の生放送。森山未來は饒舌、高良健吾はシャイな感じ。前田敦子は、「キスシーンは恥ずかしくなかった?」との観客からの問いかけに「恥ずかしくなかったです」と堂々と。
トイレに行く暇がなかったらしく、マキタスポーツが膀胱が危ない、といいタイミングでかます。この人、間が分かっているな。
あまり大規模な上映じゃないらしく、全国でも70館程度くらいしか上映されないらしい。でも森山未來も言うように、好き嫌いは抜きにして「これからも(後世に)残る作品」だと思った。
爽快感は一切ないですが、観て損はないと思います。