The workers are goin’ home

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きのこ帝国@中野サンプラザ


正直初めてバンドの名前を聞いたときは、どこまで本気なのか、自覚的なのか、ふざけてもらっては困る、と思ったものです。
でも音源を聴いてみると、日本では珍しいシューゲイザー直系を彷彿とさせる轟音ギターに、切なげなメロディーがうまく重なって、とてもよかったので、一度ライブを観たいと思っていた。
最新アルバムはシューゲイザー色が少し薄まり、メロディーの強度を増していたような印象が。それはそれで面白い。
かなり前にチケットをとったのだけど、なんと中野サンプラザ売り切れだったらしい。人気あるんだね。
客層も男女半々くらいで、ちょうどいい。
で、ライブ。MCは必要最小限。かなりストイックに次々と曲を演奏していく。ボーカル佐藤千亜妃の透明感がありながら力強いボーカルに、しっかりした演奏が重なる。
あ、いいなぁ。
余計なことはいらない。音楽さえあればいい。そんな気分にさせてもらえる、とてもいい演奏。
久しぶりにがっつりしたバンドサウンドを聴いて、静かに盛り上がった。
アンコールラストに新曲を持ってくる(これも名曲!)あたりも、攻めている感じがでていて良かった。
帰りながら慌てて情報収集。ボーカルは、なんとホリプロスカウトキャラバン出身だったらしい。音楽で才能を開花させたんだ。
あと、バンド名は、やっぱりゆらゆら帝国からとったものらしい。これには正直ちょっとひっかかるものは残るのだけど、まぁいいや。おかげでいい音楽を聴けたから。


追記:RO69のニュースにセットリストが掲載されたので転載。
http://ro69.jp/news/detail/141371
【セットリスト】
1.ひとひら
2.海と花束
3.怪獣の腕のなか
4.35℃
5.スカルプチャ
6.YOUTHFUL ANGER
7.Donut
8.クロノスタシス
9.ドライブ
10.夏の夜の街
11.パラノイドパレード
12.疾走
13.東京
14.桜が咲く前に
15.ハッカ
16.猫とアレルギー
17.名前を呼んで
(アンコール)
1.スピカ
2.ありふれた言葉
3.クライベイビー(新曲)