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月曜日

最近読んだ本のメモ。

 

國友公司「ルポ歌舞伎町」彩図社

全体に漂う作者の目線が気になりつつも、文章は読みやすく、興味深いエピソードも多い。あっという間に読了。

歌舞伎町、昔の感覚で、土地勘は残っているが、もう何年も行っていない。

 

米澤穂信「可燃物」文藝春秋

感情移入を避けるような人物造形にすることで、推理することを追求する。相変わらず貪欲な創作姿勢で、さすが、という他ない。

五篇とも素晴らしいけど、「どうやって」が際立つ「崖の下」、「何故」が鮮やかな「可燃物」が特に好みでした。