グランベリーパークで、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。
サービスデー翌日の昼、IMAXがらがらだったので、珍しくセンター真ん中寄りの席をとる。
お客さん10人もいない。
200分越えの作品、さすがに耐えられるかという不安もあったが、とにかくもう、役者、映像、演出、シナリオすべてがごりごりに極まっていて、ひたすら圧倒される。
ディカプリオのキャラクターはいかにも近代国家を体現する歯車のようで、デニーロの悪は、もはやアナクロですらある。
でもアナクロがいつまでたっても引き下がらない、いなくならないのが社会の闇。
2023年の新作としてこういう映画が出てくるアメリカの深さ。