The workers are goin’ home

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火曜日

デヴィッド・フィンチャーの「ザ・キラー」。

ネットフリックスですぐに公開されるため、映画館は都心部のテアトル系と、郊外のイオンシネマで短期間しか上映されていない。

というわけで、20年ぶりくらいにセンター北で降り、イオンシネマ、港北ニュータウン

延々と繰り返される主人公の独白。どこまで冗談なのか本気なのかわからない展開。

音楽も最高。

全てがスタイリッシュで格好いいけど、どことなくずっと可笑しい。

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土曜日

鎌倉芸術館でナイツ独演会。

ナイツが面白いし上手いのは当たり前で、そんな中ちょっと新機軸もあって、さすがというほかない。

でも政権与党支持母体の広報のような幕間VTRが酷すぎる。いくらなんでも臆面なさすぎだろう。何らかの指示でもあったのだろうか。

もちろん、こちらもナイツの前提を知ったうえで、いくら面白くても一歩引いてみてはいるけど、これで「時事ネタ」漫才を標ぼうされても、つらくなる。

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毎年似たようなこと思いつつ、観ているこちらもいろいろと余裕がない。

でも浅草もチケットはとっているなぁ。

木曜日

グランベリーパークで、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。

サービスデー翌日の昼、IMAXがらがらだったので、珍しくセンター真ん中寄りの席をとる。

お客さん10人もいない。

200分越えの作品、さすがに耐えられるかという不安もあったが、とにかくもう、役者、映像、演出、シナリオすべてがごりごりに極まっていて、ひたすら圧倒される。

ディカプリオのキャラクターはいかにも近代国家を体現する歯車のようで、デニーロの悪は、もはやアナクロですらある。

でもアナクロがいつまでたっても引き下がらない、いなくならないのが社会の闇。

2023年の新作としてこういう映画が出てくるアメリカの深さ。

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