The workers are goin’ home

SEのブログです

「九杯目には早すぎる」蒼井上鷹 双葉社ノベルス

なんとも人を喰った作品集。デビュー作とは思えない。短編は、ちょっと作りこみすぎ感があるけど、どれも水準以上のクオリティー。登場人物にも、文章にも味がある。各編に「参考」の書籍が出ているのだけど、何を参考にしたの?というものが並んでいて、面白い。1番は「タン・バタン」かな。
ショートショートも4編入っているのだけど、みんな肩透かし系。なんで収録したの?しかも表題作にしてるし、と突っ込んでいるうちに、かえっておかしくなってくる。
今後が楽しみ。