「編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏」岡留安則 ソフトバンク新書

編集長を出せ!　『噂の真相』クレーム対応の舞台裏 [ソフトバンク新書]

エピソードのほどんどが実名で臨場感があり、最後まで一気に読めてしまう。けなすばかりでなく、褒める人はちゃんと褒めている。室井佑月の話とか、今の彼女の成功の要因が垣間見え、妙に感心してしまった。
クレーム対処の実例は、普通の会社員でも参考になるように書かれている。「こうしたクレームを受けた場合、こちらとしては何を優先的に守り、何だったら捨てられるかをすばやく選択することが大事である」。なるほどな。
編集者の失敗談は、そんなレベルの裏づけや勘違いで記事を書くなよと言いたくなるようなものが紹介されているけど、有名雑誌だって、テレビ番組だって、今でもそんなもんなんだろうな。
それに、噂の真相は、勘違いや間違いはあっても、捏造はしていなかった。と思う。いやたぶん。