The workers are goin’ home

SEのブログです

行徳名人会 柳家花緑独演会@行徳文化ホールI&I


花緑が行徳に来る!と、喜び勇んでチケットとった。
久々に行徳駅で降りる。
前座は柳家緑太。花緑の7番弟子だそうです。太田道灌をネタに交えた、道灌という噺を披露。
で、柳家花緑登場。1本目は、祇園祭。ぴったりの季節ですね。
枕は先月の若手三人会でも聞いた噺にちょっとひと味加えた感じのもの。2度聴いても面白い。祇園祭、は、江戸っ子と京都人の、文化の違いから来るささいな、でもいかにもありそうな言い争いの噺。面白い。
京都弁も上手いのが、さすが。関東の人が関西弁やるとたいていどこか変に感じてしまうのだけど、それを感じさせなかった。
で、中入りを挟んで、三増れ紋(みますれもん)という人の、江戸曲独楽。やたら勢いのある毒舌を交えながら、独楽を回す。楽しめました。
で、この日の白眉は、最後に花緑が披露した、「天狗裁き」。これは、今年初めに桂米助でも聴いた噺。
花緑が味付けするといったいどうなるか。桂米朝から直接稽古を受けたという噺は、それはもう実に見事で、総てのキャラクターが見事に立っていて描き分けられていて、噺は知っているのに、オチでは素晴らしさのあまりため息すら出た。同じ噺でも、演者によって全然違うのですね。米助バージョンもよかったけど。
というわけで、今日の演目です。

いやぁ、柳家花緑、素晴らしかった。大満足。