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柳家三三で北村薫ーシリーズより 原作:北村薫 脚本:西森英行 出演:柳家三三 ゲスト:北村薫 昼の部『砂糖合戦』+『強情灸』@草月ホール


北村薫を初めて読んだのは、高校生の時、図書館にあった、「夜の蝉」だったかな。文章も謎解きも、世の中にこんなにスマートに書かれた推理小説があるのか、と、心から感動したものです。
そんな北村薫のデビュー作にして大傑作、「空飛ぶ馬」の作品を、柳家三三が舞台化。こんな時期だけど、せっかくチケットとったのだから、楽しみたい。
まずは、「空飛ぶ馬」の中でも人気の高い、「砂糖合戦」。柳家三三は、スーツ姿で登場。原作通り「私」の1人称で、語る。「です、ます」調になっているのが大きな違いか。原作に忠実で、何度も読んでいて結末を知っている自分でも、はらはらしながら聴いた。
中入りを挟んで、「強情灸」。これは着物着ながらの噺。柳家三三の落語って、初めて観たのだけど、実に上手い。そして、まだ若いということも知って、びっくりした。
北村薫を交えてのトークショーが最後にあって、終了。