The workers are goin’ home

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パルコ・プロデュース 「クレイジーハニー」作・演出 本谷有希子 出演 長澤まさみ・成河(ソンハ)・安藤玉恵・吉本菜穂子・リリー・フランキー 中野麻衣 坂口辰平 太田信吾 札内幸太 池田 大 中 泰雅 北川 麗 鉢嶺杏奈 加藤 諒 清水葉月@パルコ劇場


写真撮れなかったので全然関係ない写真を貼っておきます。すごい、ももクロが渋谷の真ん中でプロモーションされている。
前から2列目の席で見る。こういう劇場ではありがちだけど、前のほう数列は段差がない。前に座高の高い男が座って、ちょっと観づらい。でも近いのはいい。
というわけで、舞台。
本谷有希子の舞台は、基本的にエンターテイメントと言えるものではない。と思う。なので基本的に、面白くはない。
今回の舞台は、本谷有希子らしく設定が特殊で、なさそうでありそうな世界を描く。ロフトプラスワンとかでやってそうなイベントセットが主な舞台になっている。
何が言いたいのかは正直、よく分からない。でも心にずしんと、なんだか重たいものが残る。
長澤まさみ初舞台ということで、プラチナチケット化していた本公演。長澤まさみ、熱演だったと思う。少なくともいままでドラマなどでは見せなかった顔を見せてくれた。声も出ていたし、すごくよかった。完全に役に入り込んでいて、カーテンコールで見せた笑顔でやっと、あ、あのテレビでよく観る長澤まさみだ、と思ったほど。
なので長澤まさみ目当てで観に行くと、物語のあまりのエンターテイメント性の低さに、ちょっと失望するかもしれない。読書にはまった経験のない人には理解不能な世界かもしれない。
2時間20分もあるし。
でも自分は、本谷有希子の世界観がたまらなく好きなので、十二分に楽しめた。