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南波志帆 THE NAMBA SHOW『FANTASIC STORY』TOUR 2011@渋谷duo music exchange


duo、スタンディングでかなり埋まっていた。南波志帆過去最高動員なのではないかな。
「ストーリー」「水玉ジェネレーション」で、ふんわりと始まる。弾き語りで「赤いスイートピー」を演ったほかは、新譜からの曲中心のセットリスト。どの曲も言うまでもなく、いい。
相変わらずMCは達者で、時折客を笑わせつつ、盛り上げる。
そして、この日一番感じたのが、彼女の歌唱力、表現力が確実に向上していたこと。声が売りのミュージシャンの場合、特に上手くなりもせず、声の魅力だけで勝負しそうなものを、彼女は現状にはまだまだ満足せず、貪欲にスキルを向上させようとしているんではないか。
いろんな作家が、彩りのある曲を提供しているのにもかかわらず、どの曲も確実に、歌い手が南波志帆でないと成立しない曲になっていた。
まだまだ18歳。恐るべき18歳。
アンコール前、時折涙を浮かべながら、信頼している人と別れがあったり、なんども福岡に帰ろうと思ったこともあったけど、こうやってスポットライトを浴びて、みなさんの前で歌うことが、天職だと感じるようになった、と、ちょっと涙もののMC。で、「はじめまして、私」。
その後のアンコールは、ふっきれたように、「こどなの階段」と、「Bless You, Girls!」で盛り上げる。
約2時間たっぷり。なんだかこの程度のキャパの人だけで楽しむのは勿体ない気がする。もっと世間に、南波志帆の素晴らしさが伝わるといいのに。自分も伝えたいけど、友だちいない。
それにしても、いいライブだった。