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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 出演:森山未來 後藤まりこ@渋谷O-EAST



17時の部を観る。
楽しみにしていたミュージカル。上演台本・演出は大根仁。楽曲の訳詞はスガシカオ
防護服を着たメンバーが演奏する中、客席から飛び出してくる後藤まりこ。そして堂々と登場する森山未來。あ、これはすごいことが始まるな、と予感させてくれる。
舞台は2011年3月11日以降の日本。壁の中と外に隔てられた世界の中、戸籍もないまま生まれてきたヘドウィグ。アングリーインチとは、手術の失敗で残ってしまった「怒りの」インチです。とか、あらすじはあちこちに載っているので、どうでもいいですね。
とにかく、森山未來という俳優の身体能力、歌唱力、演技力、現場適応性に圧倒される。久々に畏怖の念すら覚える俳優。正直見くびっていました。すごいです。森山未來観るためだけにでも、行く価値があります。
後藤まりこも、楽曲と舞台のいいアクセントと、物語全体の橋渡しとして、可愛らしく暴れ回っていた。でも声は、好みが分かれるかも。自分は大好きですが。
とにかくすざましい舞台。ずっと口をあんぐり開けながら観ていました。
音楽や舞台が少しでも好きな人は必見です。ただ円山町という土地柄を活かした直截的な表現があるので、カップルとか家族で行く人はちょっと注意。あ、そういえば地方やお台場ではどういう演出になるんだろうあの辺。