The workers are goin’ home

SEのブログです

劇団、本谷有希子 第16回公演『遭難、』作・演出:本谷有希子 出演:菅原永二、美波、佐津川愛美、松井周、片桐はいり@東京芸術劇場シアターイースト


2006年に上演された舞台の再演。直前になって主演の黒沢あすかが体調不良で降板になり、菅原栄二に変更。女教師役を男性が演じるという異例の展開になった。
昼の部を観る。
「トラウマ」という安い言葉をうまく使って、本谷作品恒例のいい人がほとんど出てこない、というか人間の汚らしい部分があらわになっていく展開が壮絶。
美波は、いい役者だなぁ、と観るたび思う。もっと売れてもおかしくない。片桐はいりはさすが。
ただ、男性である菅原栄二があえて女教師役を演じた事による何らかの奇跡は残念ながらあまり感じられなかった。
というわけで短文ですが、なんだかんだでまとめますと、傑作です。
傑作としか言いようがないです。やっぱすごいな本谷有希子