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PARA / 石橋英子 with もう死んだ人たちWWW2nd Anniversary "印象波" 〜PARA × 石橋英子 with もう死んだ人たち〜@渋谷WWW


何気なく買ったら整理番号やたら良かったし、土曜日の渋谷とはいえ、こんなマニアックなライブ、そんなにお客さん来ないだろうな、と思っていたら、始まるころには結構な入りになっていた。200人くらいはいたかな。
まずは石橋英子 with もう死んだ人たち。バンド名からして奮っている。
ピアノとボーカル:石橋英子、ギター:ジム・オルーク、ドラム:山本達久、ベース:須藤俊明、バイオリン:波多野敦子、という豪華な布陣。
基本的に美しい旋律に、石橋英子の透明感のあるボーカルが映えるサウンドなんだけど、どの曲も5分以上はあり、よくあるポップミュージックの範疇には収まらない音楽。
ジム・オルークの超絶技巧のギターと、リズム隊のテンポ感溢れる演奏が実に素晴らしい。
最後に演奏した新曲も、とても良かった。
で、PARA。PARA観るのは初めてだなぁ。東京で演るの何年かぶりらしい。
山本精一も久しぶり。メンバーは、山本精一、YOSHITAKE EXPE、千住宗臣、西滝太、家口成樹の5人。初めて観る人もいたけど、皆上手く、実力派ぞろい。
最後の方で、山本精一が、PARAのコード感などは、印象派に影響を受けている、と言っていた。印象派のことは良くわからないけど、ちょっといびつながらリズミカルでダンサンブルな楽曲は、ROVOに近いものも感じ、でもROVOより和風で祝祭的で、とても面白い。
どちらもたっぷり70分強。
土曜日の渋谷のど真ん中で、採算度外視ともいえるこういうセンスのある対バンを組んでくるWWW(今回の企画はWWWらしい)は、偉い、と思った。