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月曜日

本を読む。

 宇佐美りん「推し、燃ゆ」。

扱っている題材や主人公の振る舞いはとても現代的なのに、地に足の着いた描写や人間の重みをえぐるような内容は、20代の新人とは思えない。

恋愛とか、性愛とかの概念はどんどん更新され、こういうテーマが今後の日本文学のスタンダードになっていくんじゃないか。

勢いと才能だけで書いているのではなく、ちゃんと小説のことを知って、知識としてから書いている点も、なんとも頼もしい限り。

推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

 

 芥川賞は、決まりですね。すみません、他は読んでいません(安定のパターン)。