2021-01-11 月曜日 Book 本を読む。 宇佐美りん「推し、燃ゆ」。 扱っている題材や主人公の振る舞いはとても現代的なのに、地に足の着いた描写や人間の重みをえぐるような内容は、20代の新人とは思えない。 恋愛とか、性愛とかの概念はどんどん更新され、こういうテーマが今後の日本文学のスタンダードになっていくんじゃないか。 勢いと才能だけで書いているのではなく、ちゃんと小説のことを知って、知識としてから書いている点も、なんとも頼もしい限り。 推し、燃ゆ 作者:宇佐見りん 発売日: 2020/09/10 メディア: Kindle版 芥川賞は、決まりですね。すみません、他は読んでいません(安定のパターン)。