2007年初演の再演。キャストも同じとのこと。
作家の父を持った3姉妹を取り巻く物語。沢山の役者が出てくるけど、それぞれに個性を持っていて、混乱することがない。
あまり起伏のある話しではなく、淡々としている。1幕終了まで2時間。で、2幕目から物語は目まぐるしく展開していく。
改めて、この劇団は優れた役者に恵まれているんだなぁと。大倉孝二のうるさい感じとか、三宅弘城の誠実な雰囲気とか、とにかく場作りが上手い。みのすけの嫌な人っぷりも素晴らしかった。そして女優陣は皆魅力的。
客演の岡田義徳、坂井真紀も力演。
終わったら休憩含めて3時間半近く。少し長いかな、とは感じたけど、決して退屈はしなかったし、観終わった後、ああ、人間、生きてさえいればいいのかな、と思えてきて、少しいい気分になった。