The workers are goin’ home

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2006-02-16から1日間の記事一覧

「パラドックス学園」鯨統一郎 カッパノベルス

なんなんだこれは。「犯人はXX」パターンまでは、ある程度想定できたが、「いかに殺害したか」は、まったくもってびっくりな内容。すごいです。やっぱりこの作者、普通じゃないです。 で、なによりびっくりしたのが、ラスト1ページ。登場人物全員で、XXXXし…

「仮面山荘殺人事件」東野圭吾 講談社文庫

書店に行くと、どこもかしこも東野圭吾フェア状態。あまり売れている本を買うのもな、と思いつつも、旧作を購入。 いや、さすが。ここまで二転三転し、ラストできれいにオチる作品も、そうそうない。お見事としかいいようがない。さかのぼって読むと、若干描…

「さらわれたい女」歌野晶午 角川文庫

これ、生まれて初めて買ったノベルスなんだよな。当時確か高校2年生。700円かそこらだったけど、大変高価な買い物をした気分でした。再々文庫化ですか。懐かしくなり、購入。 使われている電話トリックは、そりゃあさすがに現在では不可能(当時は感動した記…

「凍るタナトス」柄刀一 文春文庫

最初のほうで、登場人物の区別がつかなくなる。さらに、テーマそのものに切実性現実性が感じられず、ついていけない。力作であるのは伝わってくるけど、最後まで読み通すのがやっと。

最近の

読了本を覚書。