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「さらわれたい女」歌野晶午 角川文庫

これ、生まれて初めて買ったノベルスなんだよな。当時確か高校2年生。700円かそこらだったけど、大変高価な買い物をした気分でした。再々文庫化ですか。懐かしくなり、購入。
使われている電話トリックは、そりゃあさすがに現在では不可能(当時は感動した記憶がある)だけど、巧みな構成、リーダビリティーの高さは、さすが。今読んでも面白い。
初刊時は、ほとんど話題にならなかったように記憶しているけど、これはもっと評価されても良かったのでは。再々刊を喜びたいです。