The workers are goin’ home

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LOFT

LOFTにライブに行く前に、映画もLOFTということで。日曜の昼。8割がた席は埋まっていた。
主人公2人はともかく、また西島秀俊があんな役やってるよ、とか、出たな大杉漣、なんで安達祐実なんだよ、などなど、突っ込みどころ満載のキャスト。
骨格はストレートなホラーで、観客を怖がらせる演出や、音響効果がふんだんに使われている。音楽は、いかにも幽霊物語な感じでやや興ざめ。
トーリー自体は、かなりこんがらがっていて、どうなるのだろうと最後ま
で、引っ張られる。
が、終盤、中谷美紀とトヨエツの愛が深まるあたりから、信じられないようなベタなセリフが連発され、違う意味で寒くなってくる。これは何かの皮肉か?とんでもないどんでん返しの複線か?と疑っているうちに、唐突に物語が終わってしまい、あっけにとられる。
大変消化不良な作品。黒沢清って、こんなんだったっけ?いや詳しくないけど。
中谷美紀は、驚くほど美しかった。