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「ぶっ生き返す」マキシマムザホルモン

ぶっ生き返す

ぶっ生き返す

で、帰ってきて高崎で買ったこれを聴いているわけです。
・・・素晴らしい。「絶望ビリー」のPVみてからすっかり期待していたわけですが、それ以上。
冒頭の「ぶっ生き返す!!」ヘヴィーな出だしからナヲ姉声へのポップに至る展開の、ホルモン王道パターンが心地いい。「糞ブレイキン...」のイヤになるくらいなポップさも好きだし(ガー・・ガガ ピガガ・・・のくだりがべらぼうに切ない)、「恐喝」では上ちゃん歌っちゃうし、もうほぼ全曲見事な完成度。で、改めて「絶望ビリー」のレベルの高さに感動。プロモ観るとより明らかなように、冒頭はビジュアル系バンドの曲といわれても違和感なく(実際、前の「DEATH NOTE」のテーマはビジュアル系バンドがやってたし)、かわいい系シンガーソングライター、J-RAPと、あらゆるイマドキの歌をミクスチャーして、後半から一気にホルモンワールドへ。メジャー感持たせつつ、スポンサーの要求にも(多分)応えつつ、やりたい放題。難しいことはわからないけど、音楽的にもさらりと高度なことやっている気がする。こんなことできるの、彼らくらいしかいない。
既発曲が多いのはちょっとという人もいるだろうけど、やっぱりいい曲はアルバムに収めとかないともったいない。「ブラック\パワーGメンスパイ」とか。今回は49分29秒(肉欲?)もあるし、ボリューム的にもお腹いっぱい。1曲が長くなっているのはちょっと気になるけど。
また曲解説が相変わらず面白く、そこは聴けばわかるからいいよってことまで丁寧に解説してくれてます。亮君、偉い。
生存肯定のアルバムですね。寄せ集めのようでいて、何気に(強引に?)コンセプトアルバムっぽくなっているところが憎い。
5月のサンボマスターとの対バンがものすごく見たい。しかし滋賀や高知はさすがに厳しいな。