The workers are goin’ home

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「デトロイト・メタル・シティ」@一ツ橋ホール

試写会当選。ありがたい。
かなりよくできていた。
むちゃくちゃな原作をうまいことアレンジして、ほどよくギャグを盛り込んだ、理想と現実のギャップに悩む青年の青春応援物語になっている。
まぁ本当はもっとギャグだらけで下品のほうがいいんだけど、それでは東宝が配給してくれないでしょう。
松山ケンイチの根岸崇一なりきりっぷりが実に素晴らしい。普通に聴くと(カジヒデキ作成のため)クオリティが高い「甘い恋人」も、くねくねとほどよくキモく歌うことで、らしさを表現している。クラウザーさんにも見事に化けていた。表情も豊か。
ただちょっと、根岸君にしては背が高すぎるかな(仕方ないけど)。

鬼牙のシーンがあっさり終わってしまったのがちょっと寂しい。金玉ガールズも然り。
もっと原作のおいしいところを詰め込んで4時間くらいの作品にしてくれてもよかったですよ。それくらい退屈しなかった。


DMC名義の曲は、決して悪くはないけど、メタルではないと思う。まぁこれくらいが聴きやすくていいのかな。