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「土竜の唄」@109シネマズグランベリーモール


なんだかんだで久しぶりのグランベリーモール。そして映画。
高橋のぼるの人気漫画が原作。
高橋のぼるといえば20年くらい前モーニングに掲載されていた作品が結構好きで、ストーリーとギャグは面白いのになんか人間の身体の描き方が変(美少女を描こうとしているのだろうけど、変にくねくねしていたり)、という印象が残っていたのだけど、なんと楳図かずおのアシスタントをしていたらしい。
驚くような納得するような。
で、映画。
三池崇史監督、宮藤官九郎脚本。
まぁ下らないに違いない。と思っていたが、期待以上に笑うところは笑わせてくれ、下品なところは下品で、終始ハイテンションなまま物語が進む。そして以外とまとまっている。
要するに安定のクドカンクオリティ。三池崇史の、これは漫画原作のフィクションよ、という遊び心満載の演出もさすが。
冒頭から前バリつけて車にくくりつけられる生田斗真、まさに身体を張った熱演。ジャニーズもここまでやっていいのね。
そしてベテランが安定の演技をみせてくれるなか、山田孝之も薄気味悪さ全開。こういう演技派に成長するとは思っていなかった。
観終わったあと、見事に何も残らない。
あーこういう映画を観たかった。