The workers are goin’ home

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「長生き競争!」

昨日鑑賞。9月に近所で宇津井健を見かけたのは、このドラマの撮影だったのですね。
これでもかというくらい地元浦安が映っていて、テンションがあがる。
隣家が「宇田川」さんだったり(浦安にはこの苗字が多い)、釣り船だったり佃煮屋だったり銭湯だったり、随所に浦安っぽさを感じさせる作りがなんだか嬉しい。新町から元町の堀江地区までどうやって移動したんだろうあの辺バスでも不便だし、などと地元らしい細かさが気になったり。
ドラマもテンポよいながらなかなか丁寧なつくりで、死というテーマを扱ってはいるものの、現実味は薄めでユーモアも感じさせるちょっとしたファンタジー。舞台が浦安でなければ観ることはなかっただろうけど、なかなかの作品だった。
最近死を身近に切実に意識するし、昨日は特に調子が悪かったので、軽く泣けてしまった。
宇津井健の円熟の演技はさすがというしかない。津川雅彦草笛光子といった大御所たちの共演もドラマに深みを与えていた。
こういう老人を主軸に置いたドラマは、今後増えるのだろうな。
本筋とはまったく関係ないけど、石原さとみを明太子呼ばわりするとは、タブーに触れるようななかなか思い切った脚本。

それにしても何故東海テレビが浦安を舞台にドラマを作ろうと思ったのだろう。ちょっと不思議。