「荒野/On The Wild Side」アナログフィッシュ

荒野/On the Wild Side

アナログフィッシュ、フェスとかで少しライブを観たりしたことがあった程度で、器用なバンドだなぁというくらいの認識だった。
この新譜も、ジャケットの絵が良くて、なんとなく聴いてみたのだけど、とにかく1曲目のイントロから高まった。
ぶっとんだ。すごい。世界の風景が変わってしまうくらい、いい。
何度か聴いているうちに、その力強さと優しさに、涙がこぼれてきた。
このバンドには2人のソングライターと歌手がいるわけだけど、下岡作の曲にはどれも強いメッセージ性があって、飲み込むのに時間がかかる。歌詞カードを見て、深く沈み込むように感情がこみ上げる。
そして、3曲収録されている、佐々木作の包み込むような優しい楽曲（声もいい！）が、絶妙なバランスで入っている。
あちこちでプロテストソングだって評価がされているみたいだけど、そんなに難しく考えなくてもいい。とにかく聴いてみて、と言いたくなる。
そこには最高のメロディーと、詞と、声が待っているから。

やっぱり音楽って素晴らしい。

ライブも行ってみたいけど、10月10日はちょっと都合がつかなそうなんだよな。うーむ。