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LIQUID ROOM 5th ANNIVARSARY ゆらゆら帝国/DMBQ/にせんねんもんだい@LIQUID ROOM ebisu

相変わらずセンス溢れる対バンイベントを企画してくれますねリキッドルームは。高円寺テイストを感じる3バンド。
あまり体調は良くないけど、開場時にはLIQUID ROOMに到着。
場内早い時間帯から超満員。
まずはにせんねんもんだい(Tシャツも買ってしまいましたよ)。
1曲目は、「FAN」。CDでは35分あるけど、約25分に縮められたバージョン。じりじりと責めてくるループからベースが入ってくる展開が絶妙。長い曲だけど、少しも飽きる瞬間がない。
続いてはドラムがよりパワフルな曲も披露(どうやら初期音源に収録されているらしい)。3人のコンビネーションが実に見事。いやもう、表現が難しいのだけど、ひたすら格好いい。インストバンドはあまり聴かないのだけど、にせんねんもんだいは他には無い、ミニマムが極限に達した高揚感がある。改めて惚れました。もっと観たい。


続いてはDMBQ。2年ほど前にLOFTで観て以来だな。相変わらずの激しいステージング。増子さん、唾は飛ばすはよだれはたらすは水を何故だか股間に吹き込むは、清潔さのかけらも無い。しかし、フロント3人の動きといい、ドラムのスピードとパワーといい、パフォーマンスがいちいち決まっている。
音も、DMBQのものとしか言いようの無い、圧倒的なオリジナリティ。ラスト、毒ガスマスクにマイク差し込んで客席に飛び込む増子さん。さらにドラムセットを解体して客席に持ち込み、なんとドラマーが客の上に乗って演奏。なんだこりゃ。すごすぎる。前観たときはドラムセット壊しただけだったと思ったけどなぁ。ちょっと覚えていない。
で、最後にドラム(シンバル)に火をつけて終了。40分くらいだったけど、すざましいステージだった。
音源出さないのかなぁ。


ラストは、ゆらゆら帝国。21時少し過ぎに登場。なんといきなり初披露の新曲。空洞ですの延長のようでもあり、なんだか初期(インディーズの頃)のテイストも感じさせる楽曲。これからライブでどんどん変わっていくのかな。続いても新曲。野音でも演奏していた墓がどうこう、という水木しげるワールドを想起させる曲。
次もなんだか聴いたことの無いフレーズで、また新曲か、と思ったら、なんと懐かしい、「心は半分」だった。アレンジが全く違うので、ほとんど新曲のように聴こえた。格好いい。
さらに「男は不安定」のハイテンションな演奏で、ヒートアップ。
ちょっとしたチューニングのあと、「やさしい動物」の、ギター付きバージョン。ギターとリズムとのずれ具合が絶妙で、くらくらする。さらに野音でも演った、ファルセットが素敵な美メロの新曲。これ、いい曲だな。次シングルとしたら、ひょっとしたらこれかな。
そして間髪入れず、「ミーのカー」。結構久しぶりかもしれない。ラストのテンションが尋常ではない。照明も見事に合っていた。そのテンションを持続したまま、ラストは、「無い!!」坂本さんの「無い!!」の叫びが、いつもよりトーン高く、激しい。
約60分強、あっという間だった。
新曲を含め、あまり披露しない曲が多く、「あえて抵抗しない」「3X3X3」といった定番曲の無い、ある意味チャレンジングなセットリストだったけど、ゆら帝はやっぱり別格。
とにかく相変わらずの、圧倒的なステージだった。


22時ちょい過ぎに終了。3バンドともMCなし。潔い。
いいイベントだったなぁ。

さて、寝ます。