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マームとジプシー「cocoon」東京公演@東京藝術劇場シアターイースト


青葉市子が出演すると言うことで、予備知識もそんなにないまま観に行った。なんと西原理恵子の娘さん(?)も出ていた。
沖縄戦を着想に、戦争をテーマにしたものなんだけど、時代と場所は明らかにされない。学生達は現代の言葉を使うし、男はオロナミンCなんて飲むらしい。
時代性をぼやけさせることで、舞台上で起きていることが過去のことではなく、これから起きうることなのではないかと想像させる。
圧倒的な運動量と躍動感を持って演じる演者達が実に素晴らしい。これ、演出相当大変だっただろう。熱演にまず感動。
そして物語の持つすざましい熱量。少女達の直面する悲劇に、涙せずにはいられなかった。
舞台で泣いたのは、久しぶりだな。
傑作。
もっと多くの人に観て欲しい。