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Premium Studio Live Vol.5 <出演者>青葉市子+内橋和久 / ゲスト:小山田圭吾(Cornelius)@サウンドバレイAst

雑誌「サウンド&レコーディング・マガジン」が主催するイベント。今回は、先月salyu X salyuのライブで強烈なインパクトを残した青葉市子のライブ。これは観てみたい、と、行く。なんとあとで小山田圭吾のゲスト参加も発表され、テンションがあがる。
会場のサウンドバレイ、ホームページに載っている地図の通りに行こうとすると、あるべき場所にビルがない。かなり迷った末、靖国通り沿いの防衛省の前の方前までさまよいでて、やっとたどり着く。
レコーディングスタジオなので、当然座席などなく、段差もない。地べたに座る。
何人かたどり着けない人がいたらしく、15分ほど遅れてスタート。今回のスタジオライブは、高音質フォーマットDSDで録音され、後日配信されるということ。あまり物音をたててはいけない、と、会場に何とも言えない空気感が流れる。
まずは青葉市子と内橋和久2人で演奏。内橋さんのギターはやっぱりインパクトが大きい。そして誰の演奏にも合わせられる。すごい腕。「火の粉」という新曲は、青葉市子が詞を書いて、内橋和久が曲を書いたそう。この曲で、観客は、火の粉の音に模して、配られたプチプチをつぶすというパフォーマンス。これ、どのように録音されただろう。
1時間ほど演奏して、あまりに会場が暑くなってしまったので、休憩。座りっぱなしだったので、腰が痛い。立ち上がって休む。
15分か20分くらい休んだかな、空気入れ替えて、今度は小山田圭吾も現れて、3人で演奏スタート、最初は、「大統領を起こせ」(?)とかいう変わったタイトルの曲。長尺の曲。ギターのインプロビゼーション。痺れる。
続く「日時計」で、3人による壮絶なギターの掛け合いが行われる。小山田圭吾と内橋和久、活躍するフィールドはちょっと違うけど、どちらも日本を代表するギタリスト。それに、ほとんど新人の青葉市子が必死で絡みついていって、この日最高とも言えるカタルシスを得られた。すごい、すごい。
で、ラストは、なんとsalyu X salyuの、「続きを」。「続きを〜」の部分を、観客がコーラスすることになる。最初は内橋和久がパーカッションっぽくリズムをとり、練習。つづいては、3人のギターで、みんなで「続きを〜」と、コーラスを歌う。面白い。みんな結構歌うまいし。
で、終了。2時間くらい経っていた。
最後に「サウンド&レコーディング・マガジン」の人がでてきて、ちょっと説明。だいたい、今までのライブは40分くらいに縮小して配信していたのだけど、今回は長かったし、削るところがない。どうしたらいいだろう、と話す。40分程度にしているのは、いずれアナログにしたいとの野望があるとのこと。いやしかし、このライブ、削りすぎるのは勿体ないでしょう。アナログ何枚組にしてもいいから、フルで、ダメでもCDぎりぎりの尺は収録して欲しい。
それくらいのクオリティのライブだった。
なんだかSalyuも観に来ていたらしいけど、未確認。
面白い経験をした。後日配信されるらしいけど、「続きを」では、私もコーラスしています(笑)。収録して欲しいな。