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新しき日本語ロックキャンペーン2007世界ロック選抜 サンボマスター/MONGOL800

今回は2階席をとりました。真ん中辺りの前2列は完全に関係者席で、ちょっと萎えた。まぁそんなもんか。
まずはMONGOL800。ものすごく売れているバンドってくらいしか知らなかったけど、よかった。楽曲はエモでもパンクでもスカでもなく、所々はいる転調が何気にオリジナル。演奏も、特にドラムの演奏がやたら上手くて、驚いた。お見事。素朴なMCもまたよかったです。

で、2階席一番前に陣取っていたモデルみたいな姉ちゃん集団が謎のおっさんとともに一斉に帰った後(もったいないなぁ)、サンボマスターの登場。観たのは3月のPOLYSICSとの対バン以来だけど、また完全に1ステージ上がっていました。
2曲目に熱中時代をやって、なかなか挑戦的なセットリストかと思いきや、後は王道の流れ。それはそれでまたよい。初めて生で聴いた「VERY SPECIAL」なんて、冒頭の山口くんの歌いだしからしてもう震える美しさ。悲しみにに溢れた「想い出は夜汽車にのって」も、その後の湿っぽい雰囲気に照れたかのような「愛しさと心の壁」も「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も「I LOVE YOU」も、どれももう素晴らしくて、言葉にならない。
アンコールでは名もなき新曲も披露。仮題も言っていたけど、忘れてしまった。でもこれがまたとんでもなくよい。開き直ったくらいにポップでソウルフルなんだけど、演奏がやたらトリッキーで、激情ばかりでなく技術力も限界を突き抜けようという意欲が感じられた。こりゃあ次のアルバムもすごいことになりそう。MONGOL800のメンバーが出てきてサンボマスターの楽器を使って一曲やった(これもいい曲だった)後、最後は「月に咲く花のようになるの」。

すっかりいい歳なのに、また泣かされてしまいました。サンボマスター、あんたらすごいよ。