次建てる業者も見つからないのに取り壊すことだけは決定している国立演芸場。
寂しさと哀しさをかかえながら、最後の花形演芸会。
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第539回花形演芸会
落語「熊の皮」 三遊亭 好二郎
落語「手紙無筆」 三遊亭 伊織
落語「幸助餅」 柳家 風柳
浪曲「勧進帳」 真山 隼人
曲師=沢村 さくら
―仲入り―
漫才―ゲスト― 爆笑問題
音まね こばやしけん太
落語「死神」 柳家 㐂三郎
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縁があるから、恩義があるからとはいえ、二ツ目中心の2000円の寄席に出てきて、20分にわたりひたすら会場を沸かせながら、さっと中学生レベルの下ネタでサゲていく爆笑問題。
最高に格好いい。
隣に座っていたかなりの演芸ガチっぽい老夫婦が、終わったあと、すごいね、と言っていた。
その一言が全てのように思えた。
風柳さんの「幸助餅」、トリのネタおろし、㐂三郎さんの「死神」も力が入っていて良かった。