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「時をかける少女」@シネマイクスピアリ


原作への敬意を忘れず、新しい「時をかける少女」を作り出している。タイムリープ物特有の、切ない感情の交わりを、実に見事に演出。74年のシーンが主なんだけど、時代考証とか結構適当で薄っぺらく、ありきたりなノスタルジーを押しつけられなくて済むところもいい。この辺、わざとなのか、天然なのかは、わからない。いきものがかりのテーマソングは、まんま「ノスタルジア」だったりするし。
で、何より仲里依紗が、とにかく素晴らしい。奔放さと芯の強さを持ちながら、初々しさも残した2010年の女子高生を、見事に演じていた。いやほんと、溢れる才気爆発で、完璧なんですよ自然で魅力全開なんですよ仲里依紗が。この女優、どこまで伸びしろがあるのか。今度はゼブラクイーンだもんなぁ。どうなるんだろう。
好みはいろいろあるだろうけど、この作品は完全に、ツボでした。
感動。