The workers are goin’ home

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小沢健二 ひふみよ 小沢健二 コンサートツアー 二零一零年 五月六月@イズミティ21 大ホール

【注意!!!!】大したことは書けていませんが、容赦なくネタバレしていますので、これからコンサートツアーを楽しみたい方は、絶対にここから先、読まないで下さい!!!!!
おぼろげな記憶に基づいて書いているので、曲順とか、演奏した曲とか間違えている(抜けている)可能性高いです。お許し下さい。




ツアーが発表された当初、まず東京はとれないだろうなと思っていた。
案の定とれなかった。
でも仙台のチケットを何とか手に入れることができた。
日帰りするつもりだったのだけど、調べてみたらイズミティ21って、仙台駅から15分も地下鉄でかかることを知り(そもそも仙台に地下鉄があることを知らなかった)、しかも開演19時。こりゃあ終電無理だな、とあきらめる。バスに乗る体力はないし。
それに仙台って、思ったより電車賃(新幹線)高い。片道1万円以上するし。。。そうだったっけ。。。仙台何度か行ったことあるのに、すっかり忘れている。
というわけで、また今月も大赤字とぶつぶつ思いながら、お一人様ツアーを申し込んで、仙台まで行ってきた。


開演5分くらい押しで、会場が真っ暗になる。「流れ星ビバップ」が、流れはじめて、場内悲鳴のような歓声が起こる。曲の途中で、2003年のニューヨーク停電について、ポエトリーリーディングのような語り(朗読)が入る。で、「流れ星ビバップ」が続き、会場が明るくなって、大歓声。
そして、「僕らが旅に出る理由」。いきなりそこから来たか、と、びっくりする。
なにより、オザケンの横に真城さんと木暮さんのヒックスヴィルな二人がいて、スカパラホーン隊が並んでいる。パーカッション、ピアノなど含めて、総勢11人。その情景を観ただけで、なんだかこみあげてきてしまう。
で、またポエトリーリーディング(朗読)のあとに、なんと、「天使たちのシーン」。演らないだろうな、とか、演るとしても終盤だろうな、と思っていたので、驚く。そして、泣きそうになる。
で、さらに「いちごが染まる」(だったかな?)という新曲披露。お、いい感じの曲。
さらに、「ローラースケート・パーク〜東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」のメドレー(だったかなぁ)。
それから、「ラブリー」のイントロが流れて、また大歓声。これは、1時間後くらいに演るから、その時ここ一緒に歌ってね、って感じの、リハーサル。
で、また朗読。正直、またか、と、思ったのだけど、イスラム系友人がマツダRX-7の中古に乗っている、という話のあとに、「カローラIIにのって」を歌い出したあたりで、ああ、この朗読(ちょっとした踊りと、伴奏がついている)は、どれも曲の前振りでもあるんだな、とやっと気付く。
それにしても「カローラIIにのって」まで演るなんて、今日はなんでもありなんだろうか。
それから「痛快ウキウキ通り」で、大盛り上がり。
そして「天気読み」(懐かしすぎる!)「戦場のボーイズ・ライフ」「強い気持ち・強い愛 」と、立て続けに。否が応でも盛り上がる。
で、なんと「今夜はブギー・バック」。スチャダラ部分は、なんと観客がみんなで合唱。
それから、また、朗読。なかに「夢が夢なら」云々とあったので、あ、ひょっとしたら、と思ったら、やっぱり「夢が夢なら」。ああ、昔、この曲をカラオケでとことん演歌調にして歌って楽しんでいたものです。
で、続いては、なんと「麝香」。まさか「Eclectic」からの曲まで。タブー無しなんだな、今夜は。この曲は密かに好きなので、嬉しい。
さらにまた踊りが始まって、同じ伴奏のもと、また朗読。笑いのセンスの話をした後に、新曲。これが祭り囃子調のなんとも愉快な曲。
で、「さよならなんて云えないよ」で、メンバー紹介。盛り上がる。
「ドアをノックするのは誰だ?」などのあと、また新曲「時間軸を曲げて(?)」だったかな。これが今晩披露された新曲の中で、スタンダード度が高い感じがして、個人的には一番良かったかな。
というかこの曲、音源化しないと、勿体ないよ。
そして、「ラブリー」。で、盛り上がりは絶頂に達する。
最後は、「流れ星ビバップ」を歌いながら、退場。
アンコールは、「いちょう並木のセレナーデ 」。ああ、やっぱりこれだよねぇ。いよいよ最後か。と、ちょっとしんみりする。
で、さらになんと、最後の最後に、最高の曲、「愛し愛されて生きるのさ」を披露!ああ!この曲があった!!!個人的にテンションは最高潮。
大団円を迎える。
また会場暗転して、大歓声。で、会場明るくなって、オザケンが出てきて、一礼。メンバー全員登場して、また挨拶して、終了。
終わってみたら、なんと2時間半強。想定していたよりはるかに長かった。


音がちょっと小さめで、バランスが今ひとつに素人耳には感じられたのと、朗読が(これを演りたい気持ちはよくわかるのだけど)ちょっと多すぎたことを除いては、最高のライブだった。
だって、まさかオザケンが、2010年にやってきて、「天使たちのシーン」と、「麝香」を、同じ夜に演ってしまったのですよ。しかも、絶頂期の「LIFE」の頃の曲はほとんど網羅して。
こんな夜が訪れるなんて、思ってもみなかった。ひたすら感動した。
いいことも悪いことも、なんだかいろんなことを思い出して、何ともたまらない気持ちになった。


あ、あと残念だったのは、物販のTシャツが早々に売り切れたこと。買えなかったよ。悔しい。
結構いいデザインだったのに。


興奮状態で、地下鉄乗って、仙台駅近くのビジネスホテルに一拍。
ふぅ。
忘れられない夜になった。
一時的なものでなく、音楽活動、ずっと続けて欲しいです。