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Cocco ザ・ベスト盤ライブ5本〆@ZEPP TOKYO


ベスト盤があまりにも良くて、チケットとってしまいました。
直前まで行けるか分からなかったけど、行けた。それにしてもりんかい線乗りにくい。
ベスト盤の構成のように、古い曲から順に演っていく。というわけで、いきなり2曲目から「強く儚い者たち」。のけぞる。
で、自分は「Raining」の歌詞がとても好き、というか、ひどく突き刺さるのだけど、3曲目でいきなり聴けました。
「それはとても 晴れた日で
未来なんて いらないと想ってた
私は無力で
言葉を選べずに
帰り道のにおいだけ
優しかった
生きていける
そんな気がしていた
教室で誰かが笑ってた
それはとても 晴れた日で」(一部抜粋)
「教室で誰かが笑ってた」のところで、こみ上げてくるものがあって、たまらなくなって、ちょっと泣いた。この歌に、RainingってタイトルをつけたCocco。その痛みを受け止めるだけの力を、我々はどうやったら持てるのだろう。
で、その後もMCもなく、ひたすら曲を演奏しまくり、ベスト盤に未収録、Singer Songer名義の「初花凛々」で、伸びやかに「Hello Hello」って歌った後に、同じSinger Songerの「花柄」(こちらは新録でベスト盤に収録)で、「ぶっ殺す」なんて歌ったり、振れ幅も素晴らしい。
なんと言っても驚いたのが、曲が進むにつれ、声が出てきて、凄みすら感じさせるボーカルになっていったこと。すごい、Cocco
最後に少しだけMCして(バンドメンバーも、大村達身堀江博久、椎野恭一などと、超豪華)、ラストの曲を歌って、終了。
約2時間強。アンコールなし。
Cocco、ワンマン観るのは初めてだったのだけど、いろいろなものをもらったし、吸い取られた気分になった。もちろんもらったもの方が、大きい。
感動した。