どういういきさつでチケットとったのかすら覚えていない公演。千葉雅子がらみだろうか落語で知ったのか。
最近昔とったチケットのライブやら芝居が重なっていて、自分で混乱する。
昼の部を観る。
落語のいろんな噺を下敷きにごちゃまぜにして、江戸を舞台にしたちょっとした恋物語。ああ、ここはあの噺だな、とかちょっとしたくすぐりに笑う。でも自分が明らかに分かったのは5−6の噺くらいで、実際は16話盛り込んでいたそうです(パンフレットによると)。
一人が何役も演じて、転換も素早く、めくるめく展開。松尾貴史と柳家花緑が中心となって、とにかくめまぐるしい。演出が凝っていて、面白い。
松尾貴史って、多才だし、笑いの中に知性を感じさせるし、こっそり尊敬している。
で、そんな中、ヒロインの朝倉あきの初々しさがとてもいい具合にはまり込んでいて、舞台に華を添えていた。
安心して芝居に身をゆだねていられる安定感のある舞台。面白かった。
でもこういう舞台って、どういう客層が観に来るんでしょうね。結構お客さん入っていたし、ほとんどが女性だったけど。